道具信頼の本質は弱者の生きる糧だ
宗教からも共同体からも思想からもあぶれたモノにとって
最後に残るのは道具だけだ
道具は公平だ
人間は人間を正義と称して差別し虐げる
悪事を正当化して同じ人間を殺す
道具はあくまでも機能でしかない
人間が生み出したその人間の想い、願いの具現化した機能の断片
道具信頼はもうたった一人になってしまった人間がそれでも生きる言い訳だもし、私が生きられれば今いないかもしれないがいつか私と同じ苦しみの中にいる人間のためになると想い道具を英知を生み出すことだ
誰からも認められずとも道具は思いは時間を超越する
これは宗教やあるいは文明が証明してきたことだ
ならばそれは個人でも変わらない
ただ一つの道具でも変わらない
弱者が生きようともがき苦しみその中で生み出された道具、英知は
強者にはクズにしか見えないゴミにしか見えない
あるいは宗教には悪魔に共同体からは忌避すべき厄介なものかもしれない
だが、同じものに価値がある
共同体にすらいられない弱者をも包括する集体
時間を超越した集体
それこそ道具信託(英知信託)だ